日本と同様私がいるシンガポールでも様々な企業がブランディングや情報発信にFacebookを活用しています。
Facebookには幾つかの投稿フォーマットがありますが、本日はカルーセル投稿のうちデザインが印象的なものを4つご紹介します。
目次
カルーセル投稿とは?
Facebookの投稿フォーマットの1つで、1つの投稿に複数の画像とリンク先URLを設定することができます。リンク付き画像は5点まで掲載することができ、最後の画像は企業ロゴになります。
Facebookページにカルーセル形式で投稿する方法
ユーザーはスワイプすることで各画像を閲覧することができます。
ECサイトで複数の製品を紹介し各製品ごとに詳細ページに飛ばしたい場合、レストランで一気に料理を紹介したい場合やキャンペーンのプロセスを説明するときに効果的です。
写真をつなげて1枚の絵を構成/Toast Box
以前も本サイトで紹介したことあるシンガポールの大手喫茶店Toast Boxの投稿です。横長の画像を分割し、各画像を作り上げる手法はカルーセル投稿の代表的なクリエイティブ作成法です。Toast Boxは洗練されたデザインで実行しています。
キャンペーンの流れを紹介するデザイン/Toast Box
こちらもToast Boxの投稿です。カルーセル投稿を用いて、キャンペーンのプロセスを説明しています。
サッカーに関連したキャンペーンのため、リアルな芝生を背景にするサッカーを想起できるデザインにしています。
カルーセル投稿を用いて複数のプロセスを紹介する方法はユーザーに1つ1つのプロセスを絵で説明する効果や画像ごとの遷移率を高めることに有効です。
クリック率を高めるために右半分にボタンを設置/HungryGoWhere
HungryGoWhereはシンガポールのレストラン情報サイトです。レストランの紹介やプロモーション情報に加え、HungryGoWhereからレストランを予約することもできます。
https://www.hungrygowhere.com/
投稿画像の右3分の1を白背景にしてボタンを置くという思い切ったデザインです。初めて見たタイプのデザインで、最近見たものの中では最も印象に残りました。
「Click」というボタンを置くことにより、ユーザーをクリックに促し、クリック率を高める意図でデザインされたと思われます。
また、本投稿は広告配信で活用しており、右側に広告が表示された時に右半分が完全に背景と動画し、より一層「Click」ボタンが目立つ用に見えていました。
ボタンの色をクリックされやすく目出す赤にしていることもポイントです。
商品に合わせて背景をデザイン/ALDO Shoes
ALDO Shoesはシンガポールの靴の通販サイトです。靴をメインに取り扱っていますが、ハンドバッグやアクセサリー等小物も取り扱っています。
本カルーセル投稿は5種の靴を一枚ずつ紹介し、最後に靴の集合写真を掲載しています。
靴ごとの画像が非常に特徴的で、靴に合わせて背景をデザインしています。背景は靴と同化するデザインと靴を浮かび上がらせるデザインの2種類あります。
また、最初の5枚の画像の靴が全く同じ角度とポーズで取られており、カルーセルという一連の流れで画像を見ても非常に美しいです。
各投稿クリック後のランディングページは各商品ページです。
Facebookメッセージと連動した仕掛け/Ben & Jerry’s(2018年9月4日追加)
Ben & Jerry’sはアメリカ初のアイスクリームショップです。シンガポールでは7店舗展開されており、幅広い年齢層に支持されています。
食欲をそそる写真に加え、本投稿の特徴的な部分はFacebookメッセージと連動しているところです。
「メッセージを送信」というボタンを押すと、Ben & Jerry’sとのチャットボックスが開き、メッセージが届きます。
※個人情報に配慮し、画像を一部加工しています。
「Get me my Pint Slice」というボタンをクリックすると、Ben & Jerry’sのボットと会話が始まります。
「I’m so ready」というボタンを押すと、小太りな男性がもだえている動画(GIFアニメ)が送られてきます。
マーケビットでも以前Mobile MonkeyというFacebookメッセンジャーを活用したマーケティングツールを紹介しましたが、このようにボットを使うことによりユーザーにすばやく効率的に情報を提供できます。また、一度メッセージをしたユーザーにはMobile Monkeyを使って一斉にメッセージを送ることも可能です。
背景に絵の具を利用/Lenovo Singapore(2018年9月5日追加)
背景に絵の具を利用した珍しいデザイン。背景がカルーセル間でつながっています。
モニターにも絵の具の飛び散り等絵の具を意識したデザインがされており、デザイン性も高いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Facebookのカルーセル投稿はアイデア次第で様々な魅せ方をできます。
まずは様々な企業のカルーセル活用例を見て、投稿のアイデアを膨らませていきましょう。
下記Facebook公式サイトにもカルーセル活用法が掲載されているのでぜひご覧ください。
キャンペーンのパフォーマンスをさらに高めるカルーセル広告